近年,受到氣候暖化的影響,也不時耳聞來自各國生產者提到咖啡種植也受到了影響。若是氣候暖化更加深化的話,對於各國生產者們來說,實在是個生死存亡,漸漸深刻的問題。當然,對於我們而言,無論是直接或者間接都受到了影響,因此這個問題是我們大家都應該要感到關心的。
實際上,根據國際間非營利組織的咖啡研究機關的預測,身為咖啡最大產量國的巴西而言,大部分的地區將來有可能面臨不適合耕種的窘境,這也喚起了應該要盡快準備如何可以持續性的農業。
其實,今年一月底所舉行的國際競標會當中,我們得標購買的葉門咖啡,已經進口到我們的手上了。在這個競標會與之前的另一個競標會,我們杯測了將近40個葉門咖啡樣品,也讓我們體驗到各自有不同很大差異的芳香風味。
高於2000公尺以上的山間所栽種的葉門咖啡的樹,不僅是耐高溫、耐低溫,對於乾旱也是也有其耐旱能力,讓我們見識到,是一個韌性非常強的咖啡樹。
基本上,在葉門栽種咖啡,以耕作物而言,相對於其他產區來說,是個非常嚴峻的環境下栽種的。在這樣嚴峻氣候風土下所培育的咖啡,因此有著其他產區所沒有的Spicy感又帶有水果般甘酸感的獨特風味為其特徵。也因此,喜愛葉門咖啡的大多粉絲們,還是非葉門不可的。
但是,傳統生產日曬咖啡的葉門一般流通咖啡當中,大多因為後製與精選不嚴謹、或者烘焙前要手工挑選相當花時間等狀況,因此為了確保要得到好的生豆,實在是不容易。
而當我們有機會可以取得處理法與精選狀態良好、風味優良的葉門咖啡時,即使價格稍微高一點,我們依舊是非常積極的把握與使用。
一路以來,客戶也滿意,以Specialty Coffee來提供也完全不遜色的葉門咖啡,另一方面,我個人坦承的想法來說,總是有種「啊,要是再有多一點點魅力的風味就好了、要是再有多點衝擊芳香該有多好呢…..」
為什麼會有上述所說的情形呢?其實要回逤到10多年前了…
「疑? 這是葉門??」帶著令人無法相信的,入口後漸漸地開展出來莓果系列的風味及釀出Speicy感,且非常花樣般的印象的葉門,曾經讓我相遇過。
但是很遺憾的,又純淨又那麼多樣豐富特徵風味的葉門咖啡,自那以來,就一直沒有緣分再相遇。
曾幾何時,以葉門咖啡之名所銷售的咖啡豆,有很多是來自衣索匹亞的豆子,或許是因此之故,我內心常帶著「結果可能又是用衣索匹亞咖啡來當作葉門咖啡銷售的吧……」的結論去解讀。
因為,當下所感受到的風味,與我曾經相遇的葉門芳香,及10數年以來所感受到的葉門咖啡是非常不同的咖啡性格的。
曾經,以”Mocha”之名,在世界中廣為所知的葉門咖啡,其背景與真實的裡外,很難與現在的Specialty Coffee市場所追求的要素「Micro Region」「特定品種」「Traceability」等概念所相連結,也難以由失去關愛注目的產區當中跳脫出來,也是現實面中的事實。
此次,很高興的可以相遇到,不僅將我上述的看法扭轉以外,帶來了強烈的靈感感受,其芳香就不用懷疑,而且以Specialty Coffee的概念要素都可以滿足的葉門咖啡,再度發現了!
5月以前,預計登場提供給各位,敬請把握這個機會,務必一嚐Auction 競標品項的介紹
Port of Mocha
SHEBA COFFEE
待續……
哈亞極品咖啡有限公司
三上 出
2021年4月18日
イエメンはパナマを超えられるか?
近年の温暖化の影響を受け、各国の生産者達からコーヒーの栽培にも影響が出ているという話をよく耳にするようになっています。
今後更に温暖化が進めば、各国の生産者達にとっては死活問題化となるわけですので深刻な問題となりつつあるようです。勿論私達にも直・間接的な影響が及ぶ事になるわけですから、やはりこの問題には誰もが関心を持たざるを得ません。
実際、国際的非営利組織のコーヒー研究機関による予測では、最大生産量を誇るブラジルの大部分の地域が将来耕作不適合地になり得るという報告が出されており、同機関による持続可能な農業のための準備なども喚起されています。
実は先日、今年の1月末に行われた国際オークションで落札したイエメン産のコーヒーが入港してきたのですが、このオークションとその一月前に行われた、同じくイエメン産のコーヒーオークションの計40近いサンプルのカッピングテストをした結果、大きく異なるフレーバーを有するコーヒーを見つけ出すことが出来ました。
2000メートルを遥かに超える山間部で栽培されているイエメンのコーヒーの木は、高温にも低温にも強く、干ばつにも耐性があるとされており、とても強い樹である事が伺えます。
そもそもイエメン国でのコーヒー栽培は、耕作物として他国で栽培されている環境に比べると、かなり条件の厳しい環境下で栽培が行なわれているわけですが、こうした気候風土の元で育まれるコーヒーですので、他国産の豆には無いスパイシー感にフルーティーな甘酸っぱさを感じられる独特なフレーバーが特徴です。
その為か、イエメン産のコーヒーファンの多くのお客様は、やはりイエメン産のコーヒーでなければ満足していただけません。
しかし、伝統的にナチュラルコーヒーを生産するイエメンの一般的に流通する豆の多くが精選が緩く、焙煎前のハンドピックにはかなりの時間を要する事と、状態の良い生豆を安定して確保するのもまたなかなか困難な豆でもありました。
精選度合いが良く、フレーバーの良いイエメンが手にできそうな場合には、多少割高な豆であっても積極的に使用して来ました。
お客様からは好評で、スペシャルティコーヒーとして提供しても全く遜色のない美味しいコーヒーではありましたが、一方で私の正直な個人的な思いとして懐いていたのが「あと少しだけ魅惑的なフレーバー、インパクト感が有ればいいのに・・・」と感じていた事です。
なぜその様に感じていたかと言えば、さかのぼる事10数年前。
「これがイエメン?」と思わせられるような、口に含んだとたんに広がるベリー系のフレーバーとスパイシーさを醸し出していたとても華やかな印象のイエメンに出会った事が一度だけあったからなのです。
しかしクリーンでその様な特徴的なフレーバーを持つイエメン産のコーヒーはその後もずっと縁無く、それからずっと出会うチャンスにも恵まれませんでした。
昔イエメン産のコーヒーとして販売されていた豆の多くが、エチオピアから輸入された豆であったという事を耳にしていた事もあったせいか、「結局あれはきっとエチオピア産のコーヒーをイエメン産として紹介していたんだろう・・・」と、自分の中でその様な結論付けをしてしまっていたのです。
その際味わったイエメンの香味は、それ以前に味わったイエメン、またそれから十数年の間味わって来たイエメン産のコーヒーとは全く異なるキャラクターのコーヒーだったのでした。
かつて、”Mocha”の名で世界中に広まって行ったイエメン産コーヒーの背景とは裏腹に、現在のSpecialty coffeeのマーケットで求められる要素である「マイクロリージョン」、「特定品種」、「トレースアビリティ」などの概念にマッチさせ難いイエメン産のコーヒーは、ここ数年は注目の集まらない産地になってしまっている感の拭いきれない産地として位置付けしてしまっていたのも事実なのですが、今回は見事にそうした私の思いこみまでをも覆してくれる程のインスピレーションを得られる、フレーバー的には勿論、Specialty coffeeとしての概念の要素も満足できるイエメンコーヒーの発見に繋がりました。
5月前には皆様にご提供できる予定ですので、是非ご賞味いただきたくご案内させていただきます。
オークション落札豆の紹介
Port of Mocha
SHEBA COFFEE
Haaya Gourmet Coffee Co., Ltd.
三上 出
2021年4月18日